世界水フォーラム参加セッション
ダム建設は必要か?(Are dams constructions necessary?)


主催 公共事業チェックを求めるNGOの会

政府が3月に大阪、京都、滋賀において開催する「世界水フォーラム」で、
公共事業チェックを求めるNGOの会は、3月21日(金曜日・祝日)に京都国際会議場において、
数少ないNGOを代表して国際シンポジウムを開催します。
アメリカでダム撤去運動の最前線で活躍しているデビッド・ウェグナー氏をお迎えし、
日本ではじめての「ダム撤去!」に向けて大きな世論をつくっていこうと考えています。

アメリカでは、1994年に元開墾局総裁のダニエル・ビアード氏が
世界へむけて「新たなダムは造らない」と宣言しました。
その大きな理由は、ダムが財政の負担となっていることでした。
以来アメリカでは2002年末までに500近くのダムが撤去されました。
日本でも、長野県の田中康夫知事が「脱ダム宣言」、
熊本県の潮谷義子知事が7年後の「荒瀬ダム撤去宣言」を発信しています。

そこで私たちはこの日に、「日米ダム撤去委員会」を設立するため、
日本は田中康夫長野県知事、アメリカはダニエル・ビアード元開墾局総裁を委員長に、
また五十嵐敬喜法政大学教授とディビッド・ウェグナー氏には顧問の就任をお願いしています。
今後は両国で、全国のNGOや労組の皆さんにも参加いただいて、
ダム撤去を進める仕組みをつくっていきます。

【全国と海外のNGO、労働組合員、ジャーナリスト、市民の、広範な参加を求めます!】

日時  2003年3月21日(金・祝) AM 8:45〜11:30
会場  京都国際会議場  会議室 B-2 定員 200名   TEL 075-705-1234
世界水フォーラム入場料  8,000円 (高いのです!)当日券は会場でお求め下さい。
               
≪プログラム≫

@ 基調講演 「日本におけるダム撤去の意味」
五十嵐敬喜(法政大学教授)   

A「日本の"脱ダム"事情と問題点」
天野礼子(公共事業チェックを求めるNGOの会代表)

B 現地報告
・黒部川 「日本初のダブル排砂と漁民の苦しみ」    
  佐藤宗雄(黒部川 関西電力・出し平ダム排砂差し止め裁判原告代表)
・球磨川 「荒瀬ダム撤去が決まった球磨川に川辺川ダムは必要か」
  高橋ユリカ(ルポライター)

C「ダムを越えての展望、河川管理の新たな路」
デイビッド・ウェグナー(元開墾局生物学者・環境コンサルタント)[同時通訳 青山己織]

*同時開催予定 写真展「ニッポンの川はすくえるか」(photo by 伊藤孝司)

■ 「ダム撤去!」にむけて、皆さまからのカンパを募ります!

河川局は、世界水フォーラムにおいて、日本と欧米諸国とは地形の違いなどから、
ダムはこれからも必要であるという事を65ページにもわたる資料などを海外に配りアピールしています。

「ダム撤去」の世論をつくり、不要な工事を今すぐみんなで止めよう!
◎カンパの送り先  郵便振替  00840-8-125403 
公共事業チェックを求めるNGOの会
(振込用紙にカンパと記入してお送りください)

問合せ先 公共事業チェックを求めるNGOの会 
TEL 058-272-8495
E-mail kjc@mx1.ktroad.ne.jp



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