'96長良川DAY


 

本年4月8日に、わが国は河川法公布から100周年を迎えた。この百年は、経済拡大のために川を民から取り上げ、近代技術で川を征服する歴史であった。山間部の村落はダムに沈められ、川を拠り所とする流域の文化、自然環境も消失した。近年、長良川河口堰運動をきっかけに、河川開発のさまざまな問題点が指摘され始めたが、河川法上の権限を握る建設省は、その声に耳を傾けることなく、相変わらず従来の開発政策を継続しようとしている。

一方、世界に先駆けてフーバーダムに代表される巨大ダム造りを手掛け、日本がその近代河川の理念や技術の手本としてきた米国は、近年その開発政策を転換し、「自然環境保護」の哲学を打ち出した。また、同じように、世界中で河川思想の変革が起こりつつある。

私達はこの企画で、誤った判断により運用が開始された「世紀の愚行」長良川河口堰の現場を舞台として、日本の近代河川開発100年の功罪について市民の立場から検証すると共に、各国のダム開発を研究する世界的ゲストを招き、世界と日本の21世紀の河川哲学を示したい。

 

21世紀の河川思想構築のための国際会議

2日間を通じてのタイトル;

第1日目のテーマ;「世界中でダム開発が終焉の時を迎えている」

第2日目のテーマ;「日本の河川開発100年を検証し、21世紀の河川思想を構築する」

開催場所;三重県桑名郡長島町公民館

入場料;1日1,000円(通訳機器使用料含む)

 

9月15日(日)18:00〜23:00「前夜祭・長良川河口堰運用早くやめナイト」

/16日(月/休)9:00〜12:00「国際ダムサミットin長良川行動DAY」

参加費;2,000円

問い合わせ先

長良川河口堰建設をやめさせる市民会議

〒500 岐阜市なわて町2-2 電話 058−272−8495

 


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