環境庁自然保護局への要望書提出


 下記のとおり、漁協内において河口堰での被害についてアンケートをとられた長良川流域の二漁協
の組合員らと「長良川の救済を考える議員と議員OBの会」が、環境庁自然保護局へそれぞれ別の要
望書を提出された。



日時  2000年2月21日(月)
AM 11:00〜12:00 自然保護局長への要望書提出 

PM  1:00〜 2:00 環境庁記者クラブでの記者会見

要望書提出者

@長良川中央漁協 総代   庄司 幸彦 服部 英夫
長良川漁協副組合長   大橋 亮一
A「長良川の救済を考える議員と議員OBの会」(所属議員は下記)

同行者 

・(財)日本自然保護協会保護部長 吉田 正人
・ 丸山 隆   (東京水産大学)
・ 粕谷 志郎 (岐阜大学)
・ 天野 礼子  (長良川河口堰建設をやめさせる市民会議代表)

 


           要 望 書




環境庁自然保護局長様
平成12年2月21日            

 長良川漁業協同組合 サツキマス漁師 大橋亮一
                         大橋 修

運用が続いている長良川河口堰は、3月3日に建設省の5年間のモニタリング調査が終了します。建設省は「運用による“被害は軽微”」といわれます。
 しかし、私達川漁師にとっては、環境庁の絶滅危惧種であった天然サツキマスや天然アユの激減は、とても“軽微”などではなく“甚大”と考えています。 そこで私たちの組合では、このたび組合員にアンケートを実施し、別紙のような回答を集計しました。   
 環境庁水質保全局では、BOD値で3r/ を越さなければ「運用に問題はない」とされているとお聞きしますが、長良川は日本一魚種の多い、そして天皇様の鵜飼が唯一行われ、貴重種である天然サツキマスが地球上で唯一、漁が
成り立つほど生息していた日本一の川です。               この日本一の川に、環境庁が河口堰の建設が始まってからこれまでの12年の間1度も調査に来て下さらなかったことは遺憾に思っています。

 どうか私たち川漁師からの聞きとりや調査を、貴自然保護局で一日も早く実施していただくよう要望致します。

 


          要 望 書


環境庁自然保護局長殿

2000年2月21日                     

長良川の救済を考える議員と議員OBの会

 長良川河口堰は1995年7月6日より運用が開始されていますが、地元では甚大な被害が年々深刻になっていると、川の組合の皆さんも訴え、権威ある生態学会も「ゲートを
上げたモニタリングを5年間するように」と環境庁へも勧告されています。

 環境庁水質保全局では、BOD値が3r/ を越えないと「問題がない」とされているようですので、私達は自然保護局の始動を求めます。
 公共事業問題が今日までに注目されるきっかけとなった長良川について、貴庁はこれまでの12年間、一日も調査にこられたことがないと聞きますが、このまま長良川を見殺しにされることだけはないよう願います。

要望
 ただちに、長良川についての、川漁師や川の組合員からのききとりやヘドロの調査など
も含めた、環境庁独自の調査を貴自然保護局が行なわれることを要望します。

元環境庁長官 大石 武一  鯨岡 兵輔(現議員)  北川 石松  岩垂寿喜男  

議員    

民主党代表  鳩山由紀夫  

産党委員長 不破 哲三      

社民党委員長 土井たか子  

さきがけ代表 武村 正義

     

菅  直人  石井 紘基  金田 誠一  小林  守  佐々木憲昭     

佐藤謙一郎  仙谷 由人  中島 武敏  松本 惟子     

今井  澄  大渕 絹子  大脇 雅子  岡崎トミ子  緒方 靖夫     

小宮山洋子  櫻井  充  清水 澄子  高嶋 良充  竹村 泰子      

田  英夫  福山 哲郎

議員OB   

五十嵐広三  上田耕一郎  萓野  茂  旭堂小南陵  佐藤 三吾
高見 裕一  矢田部 理                         


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