長良川ネットワークメールニュース VOL.6 2002.9.21
＝緊急発信＝
《 転送転載歓迎 》
「ＷＷＦジャパンは誰の味方なのか！！」
皆さんに緊急行動を訴えます！
前回のメールでお知らせしました９月１６日の「緊急勉強会」では、全国からＮＧ
Ｏ，研究者、マスコミの方々が６０名以上お集まりいただき、４時間にわたって内容
の濃い意見交換が行なわれました。
結論としては「自然再生推進法案」は与党案、民主党案共に市民の側からみて
問題点が多く、かえって自然破壊を助長する恐れがあるため、 廃案とする
そして市民の手による法案の起草を目指すということになりました。
議事録と写真がＨＰにＵＰされております。
http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/020917giji.html
また、当日参加された日本湿地ネットワークの代表の辻淳夫さんからは、下記の見解
をご報告いただきました。
ＪＡＷＡＮ（日本湿地ネットワーク）
今回の法案は日本の現状と国際的な到達点に照らして大きな問題を含んでおり，わた
したちは国際的な議論を十分に踏まえた自然再生の取り組みがわが国で根付くことを
強く願う立場から，今回の法案については反対せざるをえないという結論です。
今回の法案は、自然再生を口実にした新たな開発が行われるという状況を固定・助長
してしまう恐れがあり、法律の制定は，現状への反省と，自然環境の保全を他の公益
との関係で最優先することを出発点とすべきである。（河合様ここにＪＡＷＡＮのア
ドレスを入れてください）
私達、長良川河口堰建設に反対する会や、公共事業チェックを求めるＮＧＯの会、日
本湿地ネットワークは今回の与党の自然再生法案は廃案にすべきという意見で統一し
ました。
しかし、ＷＷＦジャパンがとんでもない行動をとっている事がわかりました。
ＷＷＦジャパンは「自然再生推進法案」が成立する見通しの元に勉強会を主催するの
です。
文面によると、「自然再生法案の内容に関しての議論は、今回しないものとします。
勿論、法案に沿った事業の立て方を踏まえての議論はあると考えます。」
これは、ＷＷＦＪにとっては「命とり」とも「自殺行為」ともいえる行動です。場
合によってはＮＧＯは総がかりでＷＷＦＪをボイコットしなければならない程の問題
です。
９月３０日にはできるだけ多くの皆さんの参加を呼びかけます。この、「あやしい
集まり」にでかけ、官庁や、それをサポートしようとしているＷＷＦＪに警告を与え
てください。
下記にＷＷＦＪ主催の意見交換会をご紹介します。
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自然再生事業の実施に関するＮＧＯ意見交換会
現在、全国で様々な自然再生への取組が行われております。また、自然再生推進法
案は、次期臨時国会で議論される予定です。この法案は、議員立法として国会で成立
する見込みが高い法律ですが、法律の有無に関わらず、今後の環境保全の一つの方向
として重要であり、ＮＧＯやＮＰＯ、地域住民等の関係者と行政の協働が重要と考え
ております。
今回は、法案の成否に関わらず自然再生事業に、様々なＮＧＯやＮＰＯがどのよう
に係わっていくべきか、その問題点、事業のあり方などについて３省の担当者を招い
て、議論したいと考えております。
なお、ご承知の通り自然再生推進法案は議員立法であり、まだ同法が成立していな
いことから、法案の内容に関しての議論は、今回しないものとします。勿論、法案に
沿った事業の立て方を踏まえての議論はあると考えます。
意見交換会は、「事業にＮＧＯ、ＮＰＯがどのように関わっていくのか」を中心に
議論しますので、各団体や自然再生に関わる個人の方々の参加をお願い致します。
題目：自然再生事業の実施に関するＮＧＯ意見交換会
主催：ＷＷＦジャパン（世界自然保護基金ジャパン）
期日：９月３０日（月）
時間：午後６時半(開場)から午後９時まで
場所：品川区立中小企業センター 品川区西品川１−２８−３
tel.03-3787-3041
下車駅：東急大井町線「下神明」駅下車、徒歩２分。 参加費：無料
ＪＲ「大井町」駅下車、徒歩１５分。 ＊参加申し込みが必要です
http://www.industry.city.shinagawa.tokyo.jp/sangyo/kinpuku/kincenter.htm
各省参加者：
環境省：自然環境局自然環境計画課 課長補佐 亀澤玲治
環境省：自然環境局自然環境計画課 課長補佐 堀上 勝
国土交通省：都市・地域整備局公園緑地課 課長補佐 鈴木修二
国土交通省：河川局河川環境課 課長補佐 佐藤寿延
国土交通省：港湾局環境技術課環境整備計画室 課長補佐 宮崎祥一
農林水産省：農村振興局農村整備課 課長補佐 田中卓二
農林水産省：林野庁林政部計画課 課長補佐 池田直弥
農林水産省：水産庁漁港漁場整備部計画課 課長補佐 黒萩真悟
農林水産省：官房企画評価課環境対策室 課長補佐 中野明久
参加申し込み先：（参加される方は、お名前と所属をお知らせ下さい）
ＷＷＦジャパン 自然保護室 草刈 秀紀
e-mail: kusakari@wwf.or.jp
Tel:+81-3-3769-1772 Fax:+81-3-3769-1717
〒105-0014 東京都港区芝3-1-14 日本生命赤羽橋ビル6F
http://www.wwf.or.jp/
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長良川河口堰建設をやめさせる市民会議
長良川河口堰建設に反対する会
http://nagara.ktroad.ne.jp/
nagarask@mx1.ktroad.ne.jp