長良川河口堰のゲート開閉実験を検討  


2000年6月

 長良川河口堰の運用について建設省が、ふ化したばかりの仔アユが海に下るのを助けるため、今秋から夜間に行うゲート開閉実験を検討し始めた。

 建設省は河口堰の完成当初から現状での運用でアユ漁への影響は少ないとの見解をとってきたが、実験開始は影響が大きいことを認めたことを意味する。

 河口堰運用後、極端な漁獲量の落ち込みに苦しんでいる上流の漁協では、ゲートの開放を強く要望してきた。今回の実験に対しては効果を期待すると歓迎している。

 一方、河口の漁協では実験によってゲートの上から流された真水が、秋に種を付けたばかりのノリ養殖に大きな被害を与えるのは明白、と猛反発している。


ホームへ戻る 声明・お知らせ