シンポジウムと菅直人氏視察のお知らせ
野坂浩賢建設大臣の長良川河口堰運用発言より5年
長良川河口堰建設をやめさせる市民会議 代表
天野 礼子
この5月22日(月)に運用発言から5年を迎えます。
「被害は軽微」を前提とし、「5年間のモニタリングをするので問題があればゲートを上げることができ
る」と約束されていましたが、建設省はモニタリング委員会が「長期的な観測を必要とするものはないとは
言いきれない」などの理由で「早急に結論付けを行うことは必ずしも適当ではない」としているにもかかわ
らず、調査結果を前提として「河口堰の影響は軽微」と結論付け、3月3日にモニタリング調査を打ち切っ
ています。それに対して日本生態学会は「5年間ゲートを上げたモニタリングが必要」とし、日本自然保護協
会は「被害は軽微」でないことを建設省のモニタリング数値を使って実証しています。
これらを検証するために、下記の要領で底質調査とシンポジウム等を5月22日に実施することを計画
しています。また当日は、5月9日に、法政大学五十嵐教授と私たち長良川NGOから提案の“公共事業コン
トロール法”を再提出された民主党の、菅直人政調会長に視察をお願いしています。
5月22日(月)
9:30 赤須賀の船着場より出船し、底質調査(少雨決行)
シンポジウム「運用発言より丸5年、長良川は今」(場所 三重県桑名市民会館3F大会議室)
10:00 粕谷志郎 (岐阜大学教授)
10:15 魚たちの意見
・シジミ
星野真澄 (赤須賀漁師)伊藤研司 (シジミプロジェクト・桑名)
・サツキマス 丸山 隆 (東京水産大学)
・アユ 松山 覚 (郡上漁協組合員)
10:35 河口堰の水を飲む市民の意見
・杉江節子(常滑市議会議員)
・開発美佐子(亀山市の水道水を考える会)
10:45 天野礼子(「長良川河口堰建設をやめさせる市民会議」代表)
10:55 建設省中部地方建設局
11:10 村瀬惣一(長良川河口堰建設差し止め訴訟元原告)