「公共事業は止まるか」 五十嵐敬喜・小川明雄編著 (岩波新書)
批判が噴出するなか、暴走をしつづける公共事業。このままでは、環境や財政が破綻することは時間の問題だ。いま、どうやって公共事業を止めるのか。どうすれば、公共事業に依存しない社会をつくれるか。政治家・首長へのインタビューと、日本各地からのリポートを軸にしながら、利権国家からの脱却を訴える。
〈目次〉
1章 公共事業は止まったか
2章 なぜ止まらない、公共事業
川辺川ダム・吉野川可動堰・静岡空港 他
3章 こうして止まった、公共事業
中海干拓・千歳川放水路計画
4章 過疎の村の生き残りを賭けて
長野県栄村・高橋彦芳村長に聞く
5章 公共事業なしに地方はやっていけるか
岩手県・増田寛也知事に聞く
6章 政治の正念場が始まる
民主党・鳩山由紀夫代表に聞く
7章 公共事業に頼らない社会をどうつくるか
2001年2月20日刊行
700円
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