四日市・大討論会のご案内
日にち:2002年5月19日(日)
時 間:午後1時半より4時半まで
場 所:四日市市総合会館 8F 視聴覚室 (電話 0593-54-8263)
資料代:500円
問題その1
まだまだ終わらない長良川河口堰・水道問題。
昨年6月に374億円の工事延期を決めた県企業庁。
四日市も鈴鹿も長良川河口堰の水は要らない!
知事が指名した「負の遺産」を処理するために!
問題その2
市町村合併、私たちにも発言する権利がある。
四日市と鈴鹿の大合併が新聞記事を賑わしている。
私たちにも意見を言わせて!
この合併のことがよく知りたい!
コーデイネーター
伊藤達也(金城学院大学教授)
ゲスト・発題者
河村たかし衆議院議員(愛知県選出、歯に衣きせぬ熱血政治家)
保母武彦(島根大学教授)
※ゲストは講演終了後パネリストに参加
パネリスト
四日市市長またはその代理者
鈴鹿市長またはその代理者
天野礼子(長良川河口堰をやめさせる市民会議代表)
成田正人(北勢軽便鉄道をよみがえらせる会)
問い合わせ先
大森恵 0594-42-3898
『どうする?北勢長良川河口堰水道問題』
昨年6月に起きた水道問題大事件。ご存知でしょうか?
「環境ホルモンや有毒物質の入った長良川河口堰の水は、飲みたくない」
亀山市にわき起こった主婦たちの「河口堰の水道は飲みません」の声に始まった、河口堰水道見直しの動きは、ついに県企業庁事業「374億円の導水工事」延期という事態に発展しました。
しかしそれは一時のポーズで、この導水工事をいかに続けていくか県は時期を待っています。
いま県は改めて北勢水道協議会の各市町村に「水道契約量の見直し」を要請しています。
見直し再検討の期限は今年の6月です。北勢水道協議会とは、四日市市、鈴鹿市、亀山市、桑名市、菰野町、楠町、朝日町、川越町、長島町、木曾岬町の4市六町です。見直しの計画水量は4万7千600トンですが、大量の割り当ては「四日市市1万トンと鈴鹿市1万3千トンです(水量の数は日量です)」大量の割り当てを食っている両市の水道はどうでしょう。
四日市市水道水源総量日量20万2千トン 鈴鹿市水道水源総量日量12万2千トン
内訳 豊富な地下水日量11万7千トン 内訳 井戸と鈴鹿川日量9万2千400トン
木曽川大堰ダム日量3万3千400トン
木曽川大堰ダム日量1万トン
三重用水日量4万1千800トン 三重用水日量6千600トン
今回長良川河口堰日量1万トン 今回長良川河口堰日量1万3千トン
平均使用量日量は9万7千500トン 平均使用量日量は8万2千400トン
河口堰の1万トンは全量不要です。 河口堰の1万3千トンは全量不要です。
四日市市と鈴鹿市はぜひとも河口堰水道を返上しなければなりません。使用しなくても契約すれば1トンにつき1400円(河口堰は水価が高い)を企業庁に払わねばならないからです。
四日市市は一日1千400万円、鈴鹿市は一日1千820万円を三重県企業庁に払わねばなりません。
一日の支払額ですよ!たちまち水道会計は赤字になり、水道料の値上げが始まります。
また長良川河口堰の水は、有毒物質が多くて飲用水にしてはならない代物です。
今年6月の契約水量見直しは、本当の水道使用量に基づいて見直してもらいましょう。
そのため「緊急市民シンポジューム」を開いて、四日市と鈴鹿市の皆さんにこの問題を知っていただいて、十分に論議したいのです。みなさん是非集まってください。
長良川河口堰の水は、工業用水問題もあります。
河口堰完成後、三重県は水資源公団に毎年20億8千万円の返済をしています。工業用水は一滴も売り先がないので、県民の税金である一般会計から支払っています。
北川知事は、長良川河口堰の売れない、使わない水を「負の遺産」として整理する決意です。
国は「工業用水」については負担する方向です。市町村に押付けられている「水道用水」も国の負担にお願いしましょう。国民の反対を押切って長良川河口堰を作ったのは国だったのです。
いまこそ皆で声を上げましょう。
文責 大森 恵(長島町)
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