『無駄に無駄を重ね、新たな無駄を招く「木曽川水系連絡導水路」』
林 信敏(日本共産党愛知県委員会副委員長)
無駄に無駄を重ね、新たな無駄を招く「木曽川水系連絡導水路」は
中止をするというのが結論である。
破綻したダム計画のつじつま合わせのために
890億円をかけて導水路を造るのはとんでもない無駄使いである。
そもそも愛知県の水需要は減ってきて木曽川総合用水、岩屋ダムでほぼ足りていて
長良川河口堰や徳山ダムは要らないことがデータとして出ている。
そのため需要のない工業用水を県営水道が買い取り、
県民への料金負担という形で建設費の費用負担をしようとしている。
異常渇水時の河川環境の維持という目的についても
平成6年の異常渇水時のデータがないばかりでなく、
巨大ダム(長良川河口堰、徳山ダム)で河川環境を壊しておきながら
その水で河川環境を守るというのは矛盾している。
政府の来年度予算には18億円がついておりますが中止すべきであると思っている。
そして、内需拡大のために公共事業の流れを変え
大型開発から生活密着型の公共事業にシフト換えするべきだと思います。