パネルディスカッション
『公共事業は誰のものか!』
五十嵐敬喜 (法政大学教授・公共事業論)
前原 誠司 (民主党前代表・衆議院議員)
宮本 博司 (「淀川水系流域委員会」前委員長 )
進行役
天野 礼子 (「公共事業チェックを求めるNGO の会」代表 )
まず五十嵐 敬喜 教授が公共事業をどのようにしていくかについて次のように語った。
今、川辺川ダムの建設中止などが華々しく報道されるが、
珍しく止まったので報道されるのであって
国土交通省全体ではほとんど予算がついている。
公共事業に対する戦いはまだまだ継続するし、
無駄な公共事業を止めるためにはルールを変える必要があると以下の4点をあげた。
1. 負担金と補助金の関係を抜本的に見直す。
2. 都道府県の土木部長の半分以上が国土交通省からの出向であり、
自治体が国土交通省の単なる出先機関になっているというような官僚の出向の中止
3. 8つある地方整備局の解体(平均して1地方整備局が1兆円使う)
4. 始まってしまった必要の無い公共事業から撤退するためのルール作り
これに対し前原誠司氏は五十嵐氏の提案に賛成し
1. 基礎自治体に権限と財源を委ね、有権者のチェック機能を厳しくする。
2. 地方整備局の撤廃
3. 緑のダム法で撤退のルール作りをする。
と述べた。
「政権交代したら民主党にどうしてほしいか」について
宮本氏は
政治の力で官僚をコントロールしようと、民主党が思っていたら間違いです。
今の官僚機構をつぶさないと駄目で、そこまでの腹が無かったら
民主党が政権をとってもいき詰まるだろう。
今の官僚機構を温存して使おうという発想が
駄目であるのは元官僚としての実感としてわかる。
民主党にそこまでやる腹があるのか疑問を持っている。
五十嵐氏は
民主党が今出しているマニフェストを実行したら国土交通省は無くなる。
6兆円の道路特定財源を一般財源化したら道路族は解体します。
それと中央整備局を解体したら国土交通省のやることはありません。
しかし国会で民主党が道路特定財源の暫定税率の廃止を言っても
自治体は首長も議会も民主党を含め暫定税率の維持を言っている。
そのような中で本当に改革がやれるのか。
これに対し前原氏は
省庁によるが国土交通省や厚生労働省は
一遍解体しないと無理ではないかと考えている。
いったん解体して皆から辞表を取り、民主党のやり方を説明した後で
役人を続けるか判断してもらうくらいのつもりでスタートしないと
思っていることはできないのではないかと考えている。
我々は政権交代したら仕組みを変えようとしている。
その仕組みを変えたときには従ってもらえると思っているし、
今それができないと言い出しそれに疑問を持ち出したら政権交代など一生起きません。
それを信じて1票を投じなかったら、日本は変わりません。
やると言ってできなかったら、また代えたらいいのです。と応えた。
今、川辺川ダムの建設中止などが華々しく報道されるが、
珍しく止まったので報道されるのであって
国土交通省全体ではほとんど予算がついている。
公共事業に対する戦いはまだまだ継続するし、
無駄な公共事業を止めるためにはルールを変える必要があると以下の4点をあげた。
1. 負担金と補助金の関係を抜本的に見直す。
2. 都道府県の土木部長の半分以上が国土交通省からの出向であり、
自治体が国土交通省の単なる出先機関になっているというような官僚の出向の中止
3. 8つある地方整備局の解体(平均して1地方整備局が1兆円使う)
4. 始まってしまった必要の無い公共事業から撤退するためのルール作り
これに対し前原誠司氏は五十嵐氏の提案に賛成し
1. 基礎自治体に権限と財源を委ね、有権者のチェック機能を厳しくする。
2. 地方整備局の撤廃
3. 緑のダム法で撤退のルール作りをする。
と述べた。
「政権交代したら民主党にどうしてほしいか」について
宮本氏は
政治の力で官僚をコントロールしようと、民主党が思っていたら間違いです。
今の官僚機構をつぶさないと駄目で、そこまでの腹が無かったら
民主党が政権をとってもいき詰まるだろう。
今の官僚機構を温存して使おうという発想が
駄目であるのは元官僚としての実感としてわかる。
民主党にそこまでやる腹があるのか疑問を持っている。
五十嵐氏は
民主党が今出しているマニフェストを実行したら国土交通省は無くなる。
6兆円の道路特定財源を一般財源化したら道路族は解体します。
それと中央整備局を解体したら国土交通省のやることはありません。
しかし国会で民主党が道路特定財源の暫定税率の廃止を言っても
自治体は首長も議会も民主党を含め暫定税率の維持を言っている。
そのような中で本当に改革がやれるのか。
これに対し前原氏は
省庁によるが国土交通省や厚生労働省は
一遍解体しないと無理ではないかと考えている。
いったん解体して皆から辞表を取り、民主党のやり方を説明した後で
役人を続けるか判断してもらうくらいのつもりでスタートしないと
思っていることはできないのではないかと考えている。
我々は政権交代したら仕組みを変えようとしている。
その仕組みを変えたときには従ってもらえると思っているし、
今それができないと言い出しそれに疑問を持ち出したら政権交代など一生起きません。
それを信じて1票を投じなかったら、日本は変わりません。
やると言ってできなかったら、また代えたらいいのです。と応えた。