「国土交通省」を争点に

「21世紀環境委員会」
五十嵐敬喜(法政大学教授)
天野礼子(アウトドアライター)

 建設、運輸、国土、北海道開発の四省庁を統合し、2001年1月1日に発足する

巨大な公共事業官庁「国土交通省」の設置法案などの「行政改革法案」は、4月下旬

に閣議決定し、今国会で成立が予定されています。

 「国土交通省」は、中央省庁再編の目玉の一つとはいわれますが、組織は四省庁を

そのまま合わせた格好で、行政改革にむけたスリム化の道筋は見えず、縦割行政を温

存し、公共事業実施の本省権限を地方整備局に移譲しただけなど、問題点が各紙より

批判されています。しかし国民の多くは、こんな法律がまもなく成立してしまう危機

感を持ち得ていないというのが市民側の危機的現状です。

 また、建設省はこのたび「出前講座」という制度を発表しました。これは中央に1

00名、各8地建に80名ずつ、合計740名の説明員を用意し、大人はもちろん小

学生から教育委員会また、建設省の行うすべての事業について国民から反対の声が挙

がらないように事前に洗脳しようというものでしょう。政官財合体して作ってきた現

在の官僚システムと土建国家を、何としても死守したいという建設省の熱意が見うけ

られます。

 このような状況の中で、統一地方選が闘われています。しかし既成政党の多くは「

行政改革法案」も「国土交通省」も「公共事業」も争点にできえていません。新聞各

紙でも大きくはとりあげられていません。しかし、市民の有志は、さまざまに選挙で

闘っています。

これがもっと大きな闘いになるように、皆さんのまわりにこの現状をお知らせ下さい。



以下はお知らせ。



1)市民の選挙

・豊島、神戸で統一地方選前半戦を勝利。

・川辺川 人吉市議選に原とよのり氏が民主党の公認をうけ出ます。市議選は血縁選

 挙で国政選挙より厳しいといわれます。人吉市に知人がある方は、ぜひ原支持を訴

 えて下さい。川のNGOで初の「対自民党体制」からの公認候補です。(天野も4/

 18-4/24現地入りしますが、くわしくは原とよのりさんへ 0966・27・7710)

・吉野川 徳島市議選に姫野さん達の独自候補が5名出ます。

 4月18日にはその5名がカヌーで出陣式、野田知佑氏も参加予定。集合場所は、

 新町川の樋門(吉野川と新町川の合流点・吉野川橋の下あたり)。AM11時集合

 (くわしくは0884・23・4807いせさん、または088・626・3436トエックまで)

2)理論武装をしてもらうために下記の本をいそぎ出版しました。皆さんのシンポジウ

 ムなどでお使いください。

・「巨大公共事業」岩波ブックレット ¥440 21世紀環境委員会刊

(全国無駄な公共事業マップ 公共事業をめぐる攻防 私たちの提案など)

・「市民版・行政改革」岩波新書 ¥660 五十嵐著

(行革基本法体制・欧米の新しい風・自治体の実験・市民の政府など)

・「川よ」NHK出版 ¥1600 天野著(四万十川・川辺川・吉野川ほか)

・既刊「公共事業をどうするか」岩波新書 ¥640 五十嵐著

・既刊「川は生きているか」岩波書店 ¥1900 天野著(千歳川・木頭村・諌早

 ほか)

 これは写真展も企画しています。
3)10月16日(土)17日(日)

 公共事業を集大成するシンポジウムを長良川河口堰現地にて企画中。

 各NGOは、今からぜひ出席を予定して下さい。

 「巨大公共事業、世界の潮流・日本の逆行」

・海外ゲスト ドイツ「川の再自然化」

       オランダ「干拓地の湿地再生」

       ニュージーランド「世界最強の環境法」

       アメリカ「ダム撤去」      他

・国内ゲスト C.W.ニコル 五十嵐敬喜 他



       勝利宣言 千歳川 士幌高原 林道ネットワーク 木頭村

            吉野川 藤前干潟 三番瀬 他



       闘うぞ  長良川 諌早湾 和白干潟 他



        御質問は



          五十嵐敬喜 


          天野 礼子 



 できるだけ多くの方に、このペーパーをFAXやEメールでお広め下さい。

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